バイナリーオプション Champion High/Low のサインについて

 
投資家K.U.Iこと近藤勇一です。

こちらのバイナリーオプションのサインツールについて、その有効性の真偽を言及していきたいと思います。

Champion High/Low

販売URL:https://champion.atoz-gm.net/

・販売業者:AtoZ Global Management 株式会社、小林徹
・開発者 :ForexDog、TATSUKI
・所在地 :千葉県柏市光ヶ丘4-11-19
・連絡先 :070-4505-1000


***

こちらのバイナリーオプションのサインツール『Champion High/Low』ですが、この手のサインツールとしては珍しく「全サインの成績」が以下のように1時間おきの、ほぼリアルタイムな形で公開されています。

↓↓↓



この『Champion High/Low』は、バイナリーオプションのサインツールですが、FXのサインツールや自動売買ツール(EA)などでも「リアルタイムな成績」を公開しているものは、ほとんどありません。

公開しているのは、せいぜい「過去の相場を対象とする成績」や「バックテストの結果」くらいで、現在進行形の成績がオープンになっているようなツールはほぼ「皆無」なわけです。

そのようなFXやバイナリーオプションなどのツールは、過去の値動きに帳尻を合わせただけの、いわゆる「カーブフィッティング」によって作り出されたロジックによるものがほとんどだからです。

FXの情報商材やツールはカーブフィッティングで量産される。



ただ、そのような「過去の値動きに対するカーブフィッティングで作り出されたロジック」は、まず、実際の相場では通用しません。

だからこそ、この手のFXやバイナリーオプションなどのツールは、過去の成績は公開しても、現在進行形の成績を継続的に公開するような事はまず「しない(できない)」わけです。

ですが、この『Champion High/Low』は、

・1時間おきに全てのサインの成績をほぼリアルタイムに公開し続けている
・10日間は無料でサインツールを利用してサインを見る事ができる


このような形で販売されているため、少なくとも、その「リアルタイムな成績」や「今後の相場に対する成績」などに、それなりの「自信」を持っている事が伺えます。

それこそ「リアルタイムな成績」や、その「お試し期間の成績」で、それなりの結果が伴わなければ、この『Champion High/Low』にお金を出そうという人など、いなくなってしまう事が目に見えているからです。

要するに「リアルタイムな成績」や、その「お試し期間の成績」を、それなりのものにできる自信があるわけですね。

そんな『Champion High/Low』の実際の成績は、先ほどの「成績画像」からも見て取れるように、

取引回数:4718回 勝ち数:2899回 勝率:61.4%(2021年6月3日時点)

このような成績となっています。

この成績の集計期間は「2020年11月20日から」という事ですから、この記事を書いている時点でも『半年以上の集計期間で4700回を超える取引回数』という事になります。

また、通貨ペアも17ほどの通貨ペアを対象とした上で、いずれも55~65%ほどの勝率を実現していますので、

・集計期間、取引回数などはそれなりの検証ボリュームとなっている
・あらゆる通貨ペアにおいて一定の有効性(勝率)が見られる


このような点で、ツールそのもののロジックは「それなりに有効性が伴っている」と見て良いのではないかと思います。

ですが、バイナリーオプションのサインツールとしては「60%ほどの勝率を実現できているサインツール」がアリかナシかで言うなら、私の感覚で言えば「ナシ」なのが率直なところです。

正直、バイナリーオプションの仕組み(ルール)に対して、6割ほどの勝率のサインツールを手に出来ても、実質的な勝ち負けや損得は「ほぼ運に左右されてしまうところが大きい」のが実情だからです

勝率6割のバイナリーオプションのサインツールはアリかナシか。

バイナリーオプションがFXに対して「いかに不利でデメリットが大きいか」は、以前にこちらの記事で解説した事がありました。

FXと比較してバイナリーオプションにはデメリットしかない。



バイナリーオプションは基本的に業者側(胴元)との勝負(賭け事)になるため、その「勝ち負け」に伴うリスクとリターンは、必ず業者側(胴元側)に有利なものになっています。

その上で、この『Champion High/Low』で推奨されているバイナリーオプションの取引業者の勝ち負けに対するリスクとリターンは、

・勝てた場合の利益は、掛け金に対して1.8~1.9倍(+180~190%)
・負けた場合の損失は、掛け金の全て(-100%)


このようになっているため、やはり勝てた場合のリターンに対して、負けた場合のリスクの方が大きい比率になっています。

この条件で実際に「利益」を上げていくには『55%以上』を目安とするくらいの「勝率」を実現し続けていく必要があり、それ以下の勝率では「利益」を上げていく事は出来ません。

よって『Champion High/Low』は、一応、現時点で60%以上の勝率を実現できているため『55%以上の勝率』という基準も十分にクリアできているのですが、現時点の60%ほどの勝率は、あくまでも過去4700回以上の「累計勝率」です。

つまり、この勝率がトータル的な「水準」であり続けるとしても、この『Champion High/Low』の勝率や勝ち負けは、

『10個のうち、6個はアタリ、4個はハズレのクジを引き続ける』
『100個のうち、60個はアタリ、40個はハズレのクジを引き続ける』


このようなイメージに近く、その上で、アタリを引いた場合のリターンは賭け金の180~190%ほどになりますが、ハズレを引いた場合は賭け金の全額を失う形になります。

よって、理論上は、その「クジ」を長期的に引き続けていけば、必ず損益はプラスになっていくと考えられるのですが、それでも常にハズレを引く確率があり、また、ハズレを連続して引き続けてしまう可能性も常にあります。

要するに「ハズレ」が偏ってしまうタイミングも必ず「ありえる」という事です。

現に『Champion High/Low』の販売ページで公開されているトレード結果においても、4回、5回と「負け」が続いている結果が見受けられます。

↓↓↓




ただ、勝率が60%ほどのロジックであれば、このような4回、5回といった連敗はあって当然の範囲であり、また、過去にはこれ以上の連敗が続いた事もあったと考えられますし、今後も「ありえる事」だと思います。

つまり、現時点で実現できている60%以上の勝率は、かなり長い目で相当数の取引を重ねていく事で実現できる確率であって、短期的、部分的な「実際の勝率」は、良くも悪くも「偏る可能性がある」という事です。

その上で、実際にこの『Champion High/Low』を利用して取引を行っていく場合には、そのサインに従って、リアルタイムな取引を行っていく必要があります。

要するに、その取引までを常に「自動」で行ってくれるようなツールではないわけです。

よって、実際に『Champion High/Low』のサインに沿って行っていく取引は、あくまでも、そのサインをリアルタイムにチェックして、そのサインに沿った取引を行えるタイミングに限られます。

いざ全てサインに沿った取引をくまなく行っていく事は、ほぼ不可能に近いため、実際に取引を行う事ができたタイミングの「勝ち負け」は、やはり、少なからず「運」に左右されてしまう部分があるという事です。

それこそ、自分が取引を行えるタイミングで、ことごとく4割(40%)の確率の『負け』の目がことごとく、連続してしまう可能性も十分にありえます。

その取引条件上、バイナリーオプションは最低でも55%以上の勝率を維持できなければ「利益」を手元に残していく事は出来ませんからね。

そのような「不利なギャンブル」の勝率を60%に引き上げられる程度のサインツールにそこまでの価値があるのかと言うと、少なくとも私は、

「その範囲の勝率なら結局のところ、ギャンブルと変わらない。」

と思ってしまうのが率直なところです。

それこそ、従来のFXなら「より有利なリターン条件」で「より高い勝率」を実現する事も可能なのですから、あえて、このレベルのバイナリーオプションのサインツールに手を出そうとは全く思えません。

また、10日間に関しては「無料のお試し期間」がありますが、

・10日目以降の時点で29800円の初回料金
・以降1カ月ごとに20000円の月額料金


これらの料金体系から、この『Champion High/Low』の利用には、年間トータルで14万円ほどのランニングコストがかかります。

この『Champion High/Low』のサインに従って、実際にそれ以上のリターンは得られるかは、結局のところ「運に左右されるのが現実」という事です。

***

以上、バイナリープションのサインツール『Champion High/Low』についての批評でした。

また、投資関連、FX関連の情報商材については以下のような関連記事が幾つかありますので、これらも併せて是非、参考にして頂ければと思います。

FX関連の情報商材が本物(優良)か詐欺かかを見極める判断基準について。
トレードツールの有効性、稼げるかどうかを判断する基準について。
バックテストの結果が実際の相場で再現されない理由について。

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資金2000万円で資産運用開始
2012年9月
保有資産3000万円を突破
2013年1月
保有資産4000万円を突破
目標年間利回り+100%を達成
2013年4月
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2013年12月
保有資産6000万円を突破
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2014年5月
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2014年11月
保有資産8000万円を突破
単月収支+500万円を達成
2015年2月
保有資産9000万円を突破
2015年5月
保有資産1憶円を突破
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