相場、株価が動く理由と仕組み。その原理と原則とは。

 
為替相場を対象とするFXや仮想通貨のトレード、株式投資などで実際に「稼ぐ」には、その対象となる「相場の変動(値動き)」を何らかの方法で予測する必要があります。

相場が上昇していくのか、下落していくのか、その予測に沿った売買やトレードを行い、実際の相場が予測(思惑)通りに動いていく事で初めてリターンを得る事ができるわけです。

ただ、実際の相場の変動(値動き)を予測していく上では、

・相場(株価)が何故、動いているのか
・相場(株価)がどのような仕組みと原則で動いているのか


といった「相場が動く理由」や「原理」を理解しておくべきであり、そこを本質的に理解できているかで、相場を捉える「見方」も変わってきます。

その「見方」が変われば、相場の変動(値動き)を予測する視点も変わってくるはずですし、その根本的な部分さえ分からない状況で相場を予測できるはずもありません。

そこで、この記事では「相場」や「株価」が動く理由や仕組み、その原理原則について解説していきたいと思います。

相場、株価が動く理由と仕組み。その原理と原則とは。

現在の株価、現在の為替相場、仮想通貨の現在レ―ト。

これらはあくまでも「最終的な売買が成立した金額」であり、その「現在レート(相場)」は、異なる金額で売買が行われるごとに刻一刻と変動していきます。

1分ごとに異なる価格で売買が成立していけば、1秒ごとに「現在レート(相場)」は変動していきますし、1分間、異なる金額による売買が成立しなければ「現在レート(相場)」は変動しません。

つまり「現在レート(相場)」は、あくまでも『売り手』と『買い手』の合意に基づく売買があって決まるものであり、また、それに基づいて変動していくわけです。

そして、その『売り手』も『買い手』も、どこかに存在する「誰か」であり、今はコンピューターのプログラムなどによる売買も行われていますが、それも「誰か」が、その売買をコンピューターを介して行っているに過ぎません。

今は、その売買の「判断」さえもコンピューターに任せる事が可能になっていますが、そのような判断も「人為的に作られたプログラム」に基づく形で行われています。

要するに「現在レート(相場)」は世の中の「誰か」と「誰か」の売買によって定まり、変動しているため、その金額は『人為的』に定まり、また変動しているという事です。

ただ、総体的にレート(相場)が「上昇」していく事になるか「下降」していく事になるかは、売り手側と買い手側の「バランス(偏り)」によって生じていく事になります。

つまり、相場の「変動(値動き)」は、人為的に行われている投資対象となるものの「売買」において、売り手側と買い手側のバランスの偏りが生まれる事によって生じていくということです。

売り手側と買い手側のバランスが偏る理由。

では、何故、売り手側と買い手側のバランスが偏るのか。

その「偏り」を作り出す確固たる「要因」が分かれば、それこそが「相場を動かしている(変動させている)」と言ってもいいと思います。

ただ、相場の世界では誰もが「買い手側」になる事もできれば「売り手側」になる事もできます。

つまり、買い手側と売り手側の「どちら側」になるのかを、その対象物を「売買」している人達が、それぞれ「判断」しているわけです。

その上で、その「判断要因」は、

・その投資対象の価値や将来性の判断に付随するあらゆる情報ソース
・その投資対象の実際のレートおよびその推移の経過状況


この「どちらか」であり、前者はいわゆる『ファンダメンタルズ』と呼ばれるもの。

対する後者が『テクニカル』と呼ばれるものに分類されます。

その投資対象の価値や将来性の判断に付随するあらゆる情報ソースを分析し、それに基づく形で行っていく相場の予測や売買の判断をファンダメンタルズ分析。

対してその投資対象の実際のレートおよびその推移の経過状況を分析し、それに基づく形で行っていく相場の予測や売買の判断をテクニカル分析。

要するに、投資の対象となるものの「売買の判断」は、その対象物を「投資」や「トレード」の対象としている投資家、トレーダー達の各々の、

・ファンダメンタルズ分析に基づく投資判断
・テクニカル分析に基づく投資判断


これらによって判断された上で、実際の「売買」が行われているという事です。

全ての「売買」は各々の「投資判断」に基づく。

よって、相場内で「売り手側」と「買い手側」のバランスが偏る要因は、その相場内で投資判断を行っている人達の「投資判断(売買の判断)が偏り」に起因している事になります。

そして、その「投資判断(売買の判断)が偏る要因」は、その相場内で投資判断を行っている人達がそれぞれ、

・ファンダメンタルズ分析に基づく投資判断
・テクニカル分析に基づく投資判断


これらに基づく投資判断を「それぞれの判断基準に基づく形」で行っているためであり、各々の判断が総体的に偏れば、その「偏った方向」に相場は動いていく事になります。

これこそが、相場や株価が変動していく理由、動いていく仕組みであり、その原理原則に他ならないという事です。

***

ただ、実際の相場を対象とする「投資判断」においては、

「相場が上がると判断して買い手側に回る人」
「相場が下がると判断して売り手側に回る人」


このどちらにおいても、

・短期的な視点による投資判断を行っている人達
・長期的な視点による投資判断を行っている人達


この「両方」が存在しているため、5分後、10分後の値動きを予測して売買を行っている人達もいれば、数日から数カ月、強いては数年先の相場を予測して売買を行っている人達も存在します。

よって、数分の間に相場が「下降する結果」になった場合に、数分前に買い手側に回った人の予測が外れた状況にあるとか言えば、必ずしも、そうとは言い切れません。

その「投資判断」が、1時間後の相場や数年後の相場を見越したものであるなら、5分後の値動きがどうであろうと、その判断の正否が明確になるのは、その1時間後や1年後の相場状況に他ならないからです。

つまり、5分後の値動きを予測している人達は5分間の売買の偏りを予測している事になり、1年後の値動きを予測している人達は1年間の総体的な売買の偏りを予測している事になります。

5分の間に買い手側に回る人の方が多くなれば、5分後の相場は「上昇」しているはずですし、1年間で総体的に買い手側に回る人達が多い結果となれば、1年後の相場も「上昇」している事になるからです。

その上で、

・短期的な相場の変動(値動き)を作り出す売買のバランス(偏り)
・長期的な相場の変動(値動き)を作り出す売買のバランス(偏り)


これらは、そのサイクルに準じた「分析」を行うべきであり、この部分でも『ファンダメンタルズ分析』と『テクニカル分析』のどちらに比重を置くべきかが変わってきます。

そのような視点については、別途、以下のような講座がありますので、こちらも併せて、是非、参考にしてみてください。

ファンダメンタルズとテクニカルはどっちの分析が有効なのか


あなたにとって「必要な情報」を存分に学んで帰ってください。

以下に、このブログの「目次」にあたるコンテンツ一覧のページをご用意していますので、こちらから「あなたにとって必要な情報(価値がありそうな情報)」を是非、存分に収集して頂ければと思います。

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資産運用実績

2012年2月
資金2000万円で資産運用開始
2012年9月
保有資産3000万円を突破
2013年1月
保有資産4000万円を突破
目標年間利回り+100%を達成
2013年4月
保有資産5000万円を突破
2013年12月
保有資産6000万円を突破
年間利回り+50%と達成
2014年5月
保有資産7000万円を突破
2014年11月
保有資産8000万円を突破
単月収支+500万円を達成
2015年2月
保有資産9000万円を突破
2015年5月
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