トレーダー和也監督 Quartet Technic Academyのロジック批評
投資家K.U.Iこと近藤勇一です。
こちらのFXトレードの情報商材について、そのトレードロジック、ノウハウの有効性などの真偽を言及していきたいと思います。
トレーダー和也監督 Quartet Technic Academy
販売URL:https://kazuya-fx.com/・販売業者:合同会社ジャスティーン、森田 研一
・講師 :松田和也(トレーダー和也)
・所在地 :愛知県名古屋市天白区八事山128 BELISTA八事山
・連絡先 :050-5373-5087
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この『トレーダー和也監督 Quartet Technic Academy(カルテット・テクニック・アカデミー)』ですが、コンテンツの内容全体を通して言うと、
・マインド、メンタルに関する主観的な精神論が多い
・統計や確率論の観点では合理性に欠ける論理やルールが多く見られる
これらの点が、私個人としては、あまり共感できない部分でした。
そもそも、この手の「FXのトレードノウハウ」を指南する情報商材において、私は「精神論」のようなものは不要だと思っていますし、少なくとも、私はこのような情報商材に対して、そのような「精神の論理」のようなものは求めていません。
この手のFXの情報商材に私が求めるもの、また、多くの人が求めているであろうものは「そこに示されている明確な基準やルールに沿った売買を行えば勝てる(稼げる)ノウハウ」に他ならないと思います。
そもそも、売買の基準やルールが「明確」なら、そこにトレーダー側の精神状態や意識などは「無関係」であり、例えどのような精神状態で取り組もうと同じ結果が伴うノウハウでなければならないと思うわけです。
その点で、この『トレーダー和也監督 Quartet Technic Academy(カルテット・テクニック・アカデミー)』で提唱されているノウハウは、
・エントリー時点の判断
・クローズ判断(利食い、損切り)
このいずれの段階においても、コンテンツ内で言及されているような「精神論」が少なからず、絡んでいるため「統計」や「確率論」の観点では、明らかに破綻しているような論理やルールも数多く見受けられます。
まさに講師である松田和也(トレーダー和也)氏の主観的な「精神論」に重きを置いた上で、統計や確率論の観点では、明らかに合理性に欠ける論理やルールが提唱されているという事です。
「統計」「確率論」の観点において合理性に欠けるトレードルール。
例えば、この『トレーダー和也監督 Quartet Technic Academy(カルテット・テクニック・アカデミー)』では、テクニカル分析に基づく売買の基準とは別に、以下のようなルールが提唱されています。・1時間に1回のエントリーに留める
・2連敗したらその日のトレードは終了とする
つまり、教材内で提唱されているテクニカル分析に基づいた売買のポイントにおいて、
・1時間に1度以上の売買(トレード)はしない
・2度の負けトレード以降は売買(トレード)は控える
という事であり、当然、このルールに従えば「テクニカル分析に基づいた売買のポイント」を数多くを見送るケースも出てきます。
ただ、実際に提唱されている「テクニカル分析に基づく売買の基準」が、本当に「有効なもの」なのであれば、このような「制限」は不要なはずであり、
・1時間という範囲の中で1度のトレードポイントだけを対象とする行為
・1日の範囲の中で生じた2連敗以降のトレードポイントを全て見送る行為
これらには「統計」や「確率論」の観点における『合理性』が全くありません。
その「売買の基準」が有効なものであるなら、その条件を満たしたトレードのポイントは全て押さえるべきであり、それを徹底してこそ「大数の法則」によって、その有効性に基づくリターンを追及できる形になるからです。
むしろ「1時間に一度」や「1日に2連敗」というような、合理性に欠ける基準でトレード(売買)を制限する行為は「勝率(確率)」や「運」の偏りを作る要因にもなりかねません。
例えば、
・その1時間の中で「負け」となるポイントを対象に売買を行ってしまう可能性
・そのような「負け」となるポイントを2連続で対象にしてしまう可能性
などが、単純な「偶然」や「運」の範疇でも、現実的にありえるため、このような「運の良し悪し」で勝ち負けや損益が左右されてしまうわけです。
ただ、このような一切の合理性が伴わないルールでトレード(売買)を「制限」している理由は、結局のところ、その売買の基準に沿ってくまなくトレード(売買)を行った場合のパフォーマンスが思わしくないからに他なりません。
故に、このようなトレード(売買)を制限するルールを提唱する事で「勝ち負けの偏り」を作り出せば、トレードのタイミングによっては勝てている状況、勝てているトレーダーが一時的(短期的)には出て来る事になります。
そのようにする事で、FXのトレードノウハウを提唱する「情報商材」として『このトレードノウハウは有効ではない』というレッテルをすぐに貼られてしまうような状況は避ける事ができます。
つまり『トレーダー和也監督 Quartet Technic Academy(カルテット・テクニック・アカデミー)』で提唱されているトレードノウハウは、
・1時間に1度以上の売買(トレード)はしない
・2度の負けトレード以降は売買(トレード)は控える
このような不合理な「トレードを制限するルール」によって、勝ち負けの「偏り」を作り出さなければ「勝てない(稼げない)」という事であり、その「売買の基準」でくまなく売買を行っていく形では、どんどん損益がマイナスになってしまうという事です。
Quartet Technic Academyのトレードロジックについて。
また、この『トレーダー和也監督 Quartet Technic Academy(カルテット・テクニック・アカデミー)』で提唱されているトレードロジックは、相場の状況に合わせた以下のような「4つの手法」が提唱されています。・手法1:クロスストラテジー(レンジ相場の反転狙い)
・手法2:ディサイドストラテジー(トレンド内の押し目狙い)
・手法3:トレンドストラテジー(トレンド内の順張り狙い)
・手法4:ファイナルストラテレジー(トレンド終盤の反転狙い)
これら1つ1つの基準やルールはそれなりに「明確」なのですが、判断が難しいのは「これらのどの手法を使うべきかの判断」であり、その最も重要な判断基準が、かなり裁量の度合いが強いノウハウになっています。
以下は実際のコンテンツ内で提唱されている、各手法の「使いどころ」の一覧なのですが、実際に動き続けるリアルタイムな相場で、これらを判断していく事は決して容易ではありません。
↓↓↓

つまり、
・現時点の相場が「レンジ相場」なのか「トレンド相場」なのかの判断
・トレンドはまだ継続するのか、または、すでに終わっているのか
・トレンド相場の押し目なのか、すでにトレンドが反転している相場なのか
これらを的確に判断した上で、その状況に応じた手法でトレードを行う必要があり、この「判断」を間違ってしまうと、当然、そのトレードも失敗に終わります。
ですが、1つ1つの手法のルールは明確でも、その「使いどころ」の判断は、結局のところ、トレーダー側の裁量や感覚的な判断になってしまう部分が非常に大きいと思いました。
そもそも、上記で挙げたようば「現時点の相場の状況」を的確に判断できるなら、
・レンジやトレンドの「反転」するポイントを狙う
・トレンドが「継続」するポイントを狙う
という方法で、いくらでもリターンを追及する事ができますから、テクニカル分析において重要なのは、まさにそのような「状況判断」に他なりません。
ただ、この『トレーダー和也監督 Quartet Technic Academy(カルテット・テクニック・アカデミー)』で提唱されているトレードノウハウは、そのような相場の状況判断を的確に行えている「前提」の上で、
・手法1:クロスストラテジー(レンジ相場の反転狙い)
・手法2:ディサイドストラテジー(トレンド内の押し目狙い)
・手法3:トレンドストラテジー(トレンド内の順張り狙い)
・手法4:ファイナルストラテレジー(トレンド終盤の反転狙い)
このような「その相場状況に応じた売買のノウハウ」は具体的に提示されているものの、それに先立つ「相場の状況判断」の基準が曖昧であり、そこが非常に「弱い」という事です。
この肝心なポイントがトレーダーの裁量や感覚による部分が大きくなっている部分も含めて「精神論」に重きを置き、そこをカバーしようとしている背景もあるのだと思います。
いずれにしてもトレードロジックの「曖昧さ」や有効性の「乏しさ」を、
・合理性に欠ける精神論
・合理性に欠けるルール
などで強引にカバーしようとしているところが見受けられるため、私としては、あまりお勧めはできない情報商材と言わざるを得ません。
尚、この『トレーダー和也監督 Quartet Technic Academy(カルテット・テクニック・アカデミー)』のトレードロジックは、
「移動平均線を用いたトレンドフォロー」
が主軸になっていますので、この分野のトレードノウハウであれば、以下の『FXism及川デイトレ大百科』で提唱されているノウハウの方が遥かに合理的であり、有効なものになっています。
>FXism及川デイトレ大百科(及川圭哉)レビュー記事はこちらから

価格帯においても今回の『トレーダー和也監督 Quartet Technic Academy(カルテット・テクニック・アカデミー)』の半額以下でご購入いただけます。
明確なトレードロジックによる「移動平均線を用いたトレンドフォロー」でリターンを追及したいのであれば『FXism及川デイトレ大百科』のレビュー記事の方をお読みになってみてください。
以上、トレーダー和也監督 Quartet Technic Academy(カルテット・テクニック・アカデミー)のレビューでした。
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