投資家K.U.Iこと近藤勇一です。

こちらのFXのトレードツールについて、ツールのロジックや検証パフォーマンスから、その有効性などを言及していきたいと思います。

マーケットの魔術師奥村尚のトワイライトゾーン

販売URL:https://okumura-fx.com/

・販売業者:トリオアセットマネジメント株式会社
・講師  :奥村尚
・所在地 :東京都千代田区神田駿河台2-1-34 プラザ御茶ノ水ビル309
・連絡先 :03-6823-5095


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証券会社などへの勤務経歴から、投資業界における業績?が色々とある(らしい)奥村尚さんという方が手掛けたとされるFXのトレードツールです。

自動売買(EA)の類ではなく、この「トワイライトゾーン」というツール独自のインジケーターを確認して、そのロジックに従う形でトレードをするというものですね。

この手の情報商材系のトレードツールではありがちな

「最先端」「AI(人工知能?)」

といった謳い文句も並んでいますが、ツールのロジックを見る限り、どこに人工知能が?が採用されているのかはよくわかりませんでした。

まあ、これは本当にただの謳い文句という感じですから、人工知能云々はただ書いてあるだけで、実情は「チャートに独自のインジケーターを表示するツール」という事です。

あとは、そのインジケーターを利用して、どのような判断とルールでトレードを行えば良いのか、という「ノウハウ」も付属しています。

ですから、この『マーケットの魔術師 奥村尚のトワイライトゾーン』は、

・奥村尚氏による独自のインジケーターの表示ツール
・そのインジケーターを利用したトレードノウハウ


これらが提供されるというもので、90日間の電話サポート、メールサポートが付いて【44800円】という価格設定になっています。

私はまだ実際には一度も利用していませんが、専用のサポート電話窓口とは別に、この手の情報商材では珍しく、奥村尚ご本人の直通電話によるサポートも受けられる体制となっているようです。

とは言え、この手のFXの情報商材やツールは、販売者の経歴云々、最先端のAI云々、サポート体制がどうというところより、

「実際にそのノウハウやツールで稼げるのか」

というところが全てですから、この『マーケットの魔術師 奥村尚のトワイライトゾーン』のロジック、検証パフォーマンスを踏まえて、その辺りを言及していきます。

マーケットの魔術師奥村尚のトワイライトゾーン検証パフォーマンス

この『マーケットの魔術師奥村尚のトワイライトゾーン』の検証パフォーマンスは、販売ページの方にも掲載されているものがあり、以下のようになっています。

【2019年4月1日~2019年9月30日(6カ月)】
・運用資金:5000万円
・獲得収益:3639万7699円
・勝率72.8%
・月利 12.1%


【2020年1月1日~2020年6月30日(6カ月)】
・資金5000万円
・獲得3855万8671円
・勝率74.2%
・月利12.9%


販売ページの方には実際のトレード履歴も公開されていて「ナンピン」や「マーチンゲール」などではなく、資金5000万円分相当のポジション(40万~50万通貨ほど)で淡々とトレードを行っての結果です。

要するに、レバレッジはほぼ使っていないに等しいため、そう考えると堅実な検証結果ではありますが、この検証結果は、

・ドル/円(USD/JPY)
・ポンド/ドル(GBD/USD)
・ユーロ/ドル(EUR/USD)


この3つの通貨ペアが対象となっていて、この3つの通貨ペアは取引会社によっては、スプレッドが安いため、これらを対象にしているのだと思います。

それは全然良いのですが2019年度の検証結果は上記の3つの通貨ペアが対象となっているものの、2020年度は、何故か「EUR/USD(ユーロ/ドル)」のトレードが一度も対象になっていませんでした。

これは「トワイライトゾーン」のノウハウの対象となるエントリーポイントが「EUR/USD(ユーロ/ドル)」の対象期間には存在しなかったというわけではなく、このノウハウは基本的に、どの通貨ペアでも一日数回はエントリーチャンスが来ます。

ですから、2019年の検証には対象にしていた「EUR/USD(ユーロ/ドル)」のトレードを、2020年の検証では「対象にしていない」わけです。

そこで2020年の対象期間(1月~6月)のチャートを対象に「トワイライトゾーン」のノウハウで私の方でバックテスト検証をしたのですが・・・

結論から言うと、あまり「良い成績」とは言えない状況でした。

また、2019年、2020年の「ドル/円(USD/JPY)」「ポンド/ドル(GBD/USD)」でも、ノウハウ(ツール)に準じた全てのトレードポイントが対象になっているわけではないようです。

ですから、この検証結果は「勝率」も「損益」も、都合の良いトレードだけを対象にして、都合が悪いトレード(大きな損失が出たトレードなど)は対象にしていないのが実情なのだと思います。

もちろん、公開されているトレード履歴の1つ1つはノウハウに沿ったものですから、実績自体が虚偽、捏造されたもの、という話ではありませんが、

・全体の勝率(2019年:72.8%、2020年:74.2%)
・全体の損益(2019年:3639万円、2020年:3855万円)


これらのトータル的な数字は、あまりアテにはならないという事です。

実際に販売ページの方に掲載されている「Q&A」の項目でも、

Q:平均勝率はどのくらいでしょうか?
A:勝率はだいたい55~65%前後です。


と書かれていますので、こちらのQ&A項目の数字を見る限りでも「検証結果」として公開している勝率は、明らかに「高め」になっているわけです、

奥村尚のトワイライトゾーンのロジックと実際のパフォーマンス

この『マーケットの魔術師 奥村尚のトワイライトゾーン』で提供されるインジケーターは、販売ページの方でも言及されていますが、

「ボリンジャーバンドに近いもの」

であり、以下のような2つのライン(カクカクした線)が表示されるものになっています。



上のライン(赤)と下のライン(青)の間が、いわゆる「トワイライトゾーン」とされるもので、指標の理論やロジックも、私はボリンジャーバンドに近いものだと思いました。

実際の「使い方」としても、ボリンジャーバンドで言うところの「バンドを抜けたところに乗っかる順張りトレード(ボラティリティ・ブレイクアウト)」が基本となっています。

基本的に相場(現在レート)は「トワイライトゾーン」の中にある事が多く(これもボリンジャーバンドと同じ理屈です)

・ゾーンを形成する上のラインを相場が上に抜けたら「買い」でエントリー
・ゾーンを形成する下のラインを相場が下に抜けたら「売り」でエントリー


トレード判断とエントリールールは完全に「これだけ」と言ってもいいため、曖昧な要素や判断に迷う余地は全くない「明確」で「シンプル」な手法である事は間違いありません。

そういった点では、曖昧な基準や複雑な判断基準で「トレーダー次第」となるような逃げ道を作っているようなノウハウではないため、

「そのノウハウに従ったトレードによる勝ち負け」

については、白黒をハッキリできるノウハウになっていると考えて問題ありません。

どこの誰が実践したとしても、同じ判断で同じトレードを行えるという事です。

そして「利食い」と「損切り」も同じ2本線のみが判断の対象となり、

・エントリー時点のトワイライトゾーンの半分に相当するレート進行で利食い
・エントリー時点のトワイライトゾーンの中心にレートが戻ったら損切


と、これもかなり明確で分かり易いトレード基準となっています。

トワイライトゾーンを抜けた時点のゾーンの幅が100pips相当だった場合、利食いはレートがその半分の50pips進んだところで行い、損切りはゾーンの半分に相当する、同じく50pips戻ったところで行うわけです。

要するに、エントリー後、狙える利幅(リターン)と損切り幅(リスク)が「1:1」のイーブンになる(リスクリワードがイーブン)という事ですね。

となると、トレードルール上のリスクリワードがイコール(イーブン)な以上、スプレッド分をカバーできる範囲で、ある程度の勝率を維持できればトータル収支はプラスになっていく事になります。

率直に言えば「トワイライトゾーン」というインジケーターで単純な2分の1の確率論をある程度でも高められれば「トータル的には勝てるノウハウ」という理屈が成り立つわけです。

ですが、この理屈は、それこそ「ボリンジャーバンド」「移動平均線」といった既存のインジケーター全般でも同じ理屈は成り立ちます。

ただ、それでもFXで「勝ち続ける事」が難しいのは、それらのインジケーターで5割以上の勝率を実現できても、トレードごとに発生するスプレッド分をカバーする事が出来ない現実があるからです。

その上で、この『マーケットの魔術師 奥村尚のトワイライトゾーン』のノウハウで実現できるとされている平均的な勝率は、

Q:平均勝率はどのくらいでしょうか?
A:勝率はだいたい55~65%前後です。


とある通り、販売ページの方で掲げている「勝率の目安」は「55~65%」という数字になっています。

これはスプレッドなどを考慮した場合に「1:1」のリスクリワードを前提とするノウハウがギリギリ、収支をプラスにできるかどうかという勝率ですから、

・リスクリワードが1:1
・勝率の目安が55~65%


この数字の時点で、FXの経験がそれなりにあるようなトレーダーなら、この『マーケットの魔術師 奥村尚のトワイライトゾーン』が、強いてお金を支払ってまで手にするほどのノウハウおよびツール(インジケーター)ではないという判断に至るはずです。

これくらいのトレード条件であれば、この『マーケットの魔術師 奥村尚のトワイライトゾーン』のノウハウやツールではなくても、無料で使えるインジケーターのみで十分に実現が可能なレベルだからです。

「奥村尚のトワイライトゾーン」に44800円の価値は無い?

すでに言及したようにエントリー後の利食いと損切りの条件が「1:1」のリスクリワード状況であれば、どんなに適当な条件でトレードを行っても「勝率50%」は単純な確率論で実現できてしまいます。

つまり、このトレード条件であれば「5割は勝てて当たり前」なわけです。

ただ、そこに「インジケーター」などを用いていく事で、少なからず勝率を上げられるはずであり、そのようなテクニカル分析で、ある程度の勝率の向上も言わば「当たり前」という事になります。

ですが、FXの場合は、そこにスプレッドなどの不利な売買条件が絡んでくるため、実際は5割の勝率や、それを少し向上させた程度では、トータル的な収支はプラスにはなりません。

リスクリワードが1:1のトレード条件であれば、そのスプレッド分をカバーして、それ以上のリターンを生み出せるくらいの「勝率アップ」が課題になるという事です。

その課題を前提とする上で、その「勝率」が55%から65%という数字では、これはほぼ稼げないか「勝率が良かった時に少しの利益を出せる程度」なのが実情です。

多くのトレーダーが「負けている」という現状を踏まえれば、

「それをマシな状況にはできる」

というくらいで、あえてお金を払ってまで手にするノウハウかと言えば、そこまでではありません。

勝率を55%から65%くらいに、というレベルなら、移動平均線やボリンジャーバンドといった有名どころの指標を上手く使っていくレベルでも、十分に実現できてしまう範囲です。

それこそ、利食いと損切りの条件を1:1に固定して、

・パーフェクトオーダー
・グランビルの法則
・ゴールデンクロス・デッドクロス


この辺りの相場の法則やセオリーにただ従う形でトレードを行っていけば、長い目で見て55~65%を推移するくらいの勝率は十分に実現できると思います。

とは言え、実際に勝率を50%以上にできている時点でノウハウは有効性は間違いありませんから、この『マーケットの魔術師 奥村尚のトワイライトゾーン』のノウハウやツールこのノウハウに価値が無いというわけではありません。

ただ、リスクリワード1:1の条件で勝率を55~65%くらいに引き上げられるノウハウ(ルール)やインジケーターは、無料で幾らでも手に入ってしまう現状を踏まえると、あえてこれに44800円を支払う必要はない。という事です。

もちろん、これはあくまでも私の「私見」ですが、これが「現実」なのも事実だと思いますから、私は『奥村尚のトワイライトゾーンに44800円の価値は無い』という結論です。

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尚、今回の『マーケットの魔術師 奥村尚のトワイライトゾーン』の批評で言及した

・リスクリワード
・勝率


この2点において、

・リスクリワード2:3
・勝率6~7割


という、リスクが「2」に対してリターンが「3」(1.5倍)のトレード条件で、今回の『奥村尚のトワイライトゾーン』よりも高い勝率を実現できる、

・トレードノウハウ
・トレードツール


これらがセットになっている情報商材が、今回の『マーケットの魔術師 奥村尚のトワイライトゾーン』の販売価格である44800円の「半額以下」で販売されていますおで、もし、そちらに興味があれば、以下の紹介記事を読んでみてください。

FXism及川デイトレ大百科(及川圭哉)【19800円の推奨FX教材】

あえてお金を出してまでトレードのノウハウを学ぶのであれば、せめて、それくらいのパフォーマンスを実現できるものに時間とお金を使うべきだと思います。

とは言え、そういった「本物」が極端に少ないのが実情でもありますが、この『FXism及川デイトレ大百科』のノウハウとツールは間違いなく「本物」です。

まずは一度、紹介記事の方をご覧になってみてください。

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以上、マーケットの魔術師 奥村尚のトワイライトゾーンのロジック、パフォーマンスについてでした。

是非、参考にしてください。

投資家K.U.I(近藤勇一)