BLACK SWAN FX CLUB-黒鳥FX倶楽部-トレード実績検証
投資家K.U.Iこと近藤勇一です。
こちらのFXトレードの情報商材について、その内容やトレード実績などの真偽について言及していきたいと思います。
BLACK SWAN FX CLUB-黒鳥FX倶楽部-
販売URL:https://kokuchou-fx.com/・販売業者:株式会社CAN、佐々木 健一
・講師 :トレーダー黒鳥(コクチョウ)
・所在地 :東京都中央区晴海三丁目13番1号
・連絡先 :03-6206-9748
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この『BLACK SWAN FX CLUB-黒鳥FX倶楽部-』は、FX関連の情報商材としては、あまり無いタイプの「ファンダメンタルズ分析」に比重を置いている情報商材となっています。
ただ、ファンダメンタルズ分析に比重を置いているものの『ファンダメンタルズ分析に基づいてトレードを行うノウハウ』というわけではなく、
『ファンダメンタルズ分析を土台にしたテクニカルトレードを行うノウハウ』
となっているため、
・ファンダメンタルズ分析に基づく相場の動向予測
・その動向予測に沿ったテクニカル分析によるトレード
このようなステップが基本であり、そのためのノウハウがそれぞれコンテンツ化されています。
ですので、この『BLACK SWAN FX CLUB-黒鳥FX倶楽部-』の評価、良し悪しは、上記2つのノウハウがいかに「具体的」で「有効性」があり、その上で「再現性が伴っているか」だと思います。
とくにファンダメンタルズ分析は、
・どのような情報をどのように分析するのか
・どのような情報ソースから値動きを予測するのか
・その分析結果に基づいてどのように売買をするのか
といった、判断の基準やノウハウが抽象的になりがちなので、その有効な分析基準を「具体的」にした上で、そこに再現性が伴っているかどうかが重要なポイントになります。
そのハードルを超えた上で、そこからのテクニカル分析やトレードノウハウの有効性云々という話になるのですが、率直に言って、この『BLACK SWAN FX CLUB-黒鳥FX倶楽部-』は、
・ファンダメンタルズ分析による判断基準
・テクニカル分析によるトレードノウハウ
このいずれも、私的には「微妙」という感じでした。
ファンダメンタルズ分析の分析基準やノウハウは、書いてある事が間違っているとは思いませんが、内容全般が「抽象的」で、実質的に言及されているのは、
・金融政策や経済指標に発表
・要人発言の発言やアナリストレポート
・経済ニュース
これらに着目していくような内容が解説されている程度で、突き詰めて言えば、ネットや本で学べるレベルの「ファンダメンタルズ分析の一般論」の域を超えていません。
また、そのようなファンダメンタルズ分析を拠り所にしているせいか、テクニカル分析に基づくトレードルールも、
「最終的にはファンダメンタルズ分析で予測した方向に動く(だろう)」
という前提で、かなりの含み損を抱える「ナンピントレード」が大前提になっています。
要するに、比重を置いてる「ファンダメンタルズ分析」は非常に抽象度が高く、再現性に乏しい上で、その判断に基づくテクニカルトレードも『ハイリスク過ぎる』という事です。
抽象的なファンダメンタルズ分析にハイリスクなテクニカルトレード
現に、この『BLACK SWAN FX CLUB-黒鳥FX倶楽部-』の販売ページで公開されているトレード履歴でも、その「危うさ」や「リスクの高さ」は十分に伺い知る事ができます。例えば以下の2019年7月29日のトレード履歴とその損益。
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損益部分を拡大した画像がこちら。
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この日のトレードだけで3億6000万円ほどあった資金が2億6000万円くらいになっていますので、単純に、一日のトレードで1億円くらいの損失を出しているのが分かります。
同じく、こちらも近い日付で7月30日のトレード履歴。
↓↓↓

以下、損益部分の拡大画像です。
↓↓↓

この日も2億5000万円くらいの資金を1億3000万円くらいまで減らしているため、同じく1億2000万円くらいの損失を出しています。
要するに、上記の2日間のトレードで資金の3分の2を溶かしているわけで、7月30日に至っては1日で半分の資金を溶かしています。
これくらいのリスクが実際にあるようなトレードノウハウという事です。
これはまさにファンダメンタルズ分析を「過信」して、
「最終的にはファンダメンタルズ分析で予測した方向に動く(だろう)」
と予測した上で、相場がポジションと逆方向に進んでくるような相場には、どんどん買い増し、売り増しを仕掛けて「ナンピンポジション」を建てていったものの、結局、相場が戻らなそうなので「ようやく損切りをした」というケースです。
ですが、いざ、損切りをした頃には、2日で資金の3分の2、1日で資金の半分近く失うような損失が出てしまったという事なのですが、これはたった9カ月間のトレード履歴の中にあった「負け」の記録でしかありません。
ノウハウを提唱している張本人(トレーダー黒鳥さん?)が、わずか9カ月間のトレードの中で、このくらいの負け方をしているという事です。
ただでさえ抽象度の高い判断基準が前提となるファンダメンタルズ分析を拠り所にして、このようなリスクの高いナンピントレードを行っていくようなノウハウという事なので、さすがにこのノウハウは「危険過ぎる」と思います。
それこそ、下手にこのようなノウハウでトレードをやってしまうと、すぐにでも資金の半分近くを失ってしまうようなトレードをやらかしてしまう羽目にもなりかねません。
ですから、この『BLACK SWAN FX CLUB-黒鳥FX倶楽部-』は、再現性の問題もありますが、これを再現しても「限りなくリスクが高いトレード」を行っていく事に変わりはありません。
その拠り所のメインが「抽象度の高いファンダメンタルズ分析に基づく判断になる」というところも含めて、私は少なくとも35,000円の価値は無いように思いました。
というか、仮にこの内容を「無料」で知る事が出来たとしても、
「大きな損失を出してしまう人が続出してしまうような内容(ノウハウ)」
だと思いますので、私は全くお勧めできないです。
投資、トレードは自己責任が基本ですが、このようなノウハウが平気で推進されているとなると、それはノウハウの問題でもあるんじゃないかと、、、。
以上、BLACK SWAN FX CLUB-黒鳥FX倶楽部-の批評でした。
是非、参考にしてください。
あなたにとって「必要な情報」を存分に学んで帰ってください。
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タグ:トレード, ファンダメンタルズ分析