モンスタースキャルFX(加藤宗久)勝率とリスクリワード検証
投資家K.U.Iこと近藤勇一です。
こちらのFXトレードの情報商材について、そのトレードロジック、ノウハウの有効性などの真偽を言及していきたいと思います。
モンスタースキャルFX
販売URL:https://monsterscal-fx.com/・販売業者:LTCM合同会社、綾井英司
・講師 :加藤宗久、Gaia(ガイア)
・所在地 :東京都港区南青山2-2-15ウィン青山1302号室
・連絡先 :080-3442-3875
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この「モンスタースキャルFX」は、1分足における1本のローソク足のみで、
・エントリー判断
・利確レート&損切りレート
これらを全て判断できるトレードノウハウを提唱している情報商材です。
その「1本のローソク足」を確認する時間も明確に決まっていて、
・東京市場のオープン時間(9:00)
・ロンドン市場のオープン時間(夏16:00、冬17:00)
・ニューヨーク市場のオープン時間(夏21:00、冬22:00)
これらの、各マーケットのオープン時間からの「1分の値動き」を表す1分足のローソク足1本のみが「トレード判断の対象となる唯一の指針」となっています。
よって、いわゆる「テクニカル指標」に分類されるようなインジケーターなどは一切、チャートに表示させる必要もなく、また、指針とする時間足チャートも1分足のみとなるため、
「各マーケットのオープン時間に1分足のチャートを1分、確認するだけ」
という、FXのトレードノウハウとしては、過去、最高クラスで「シンプル」なテクニカル分析を提唱しているノウハウなのではないかと思います。
ですが、実際のトレードにおける判断基準としては、販売ページに記載されている、上記のような内容に虚偽は無いものの、誰もが全く同じ判断を下せる無裁量なノウハウではありませんでした。
言ってもローソク足1本のみによる判断基準ですから、それが「複雑」というほどではないものの『エントリー見送りの基準』にあたるものが、個人の「裁量」で、その判断が大きく変わってしまうものになっています。
そのため、その裁量判断が「勝敗」や「損益」を大きく分けてしまう事は避けられない事から、販売ページの方に掲載されていた、
・1つの通貨ペアで1日平均2回のエントリーチャンス
・リスクリワード1:1で平均勝率80%以上
これらの数字は、その「裁量判断」となる『エントリーの見送り』を、かなり絶妙に行えた場合の数字となっています。
よって、誰もがこのような数字(勝率)を実現できるわけではありません。
ですから、現実的な「勝率」を言うと、かなり精度の高い裁量判断ができても、せいぜい60~70%ほどがいいところだと思います。
そう考えると、その「裁量判断」のレベルによっては、勝率は普通に5割そこそこになってしまう事になるため、
・リスクリワード1:1(勝ちトレードと負けトレードの損益がイーブン)
・勝率50%そこそこ
このような数字(勝率)になってしまう可能性も普通にありえるという事です。
要するに、そのロジックに実質的な優位性や有効性が「ほぼ無いに等しい」という事であり、現に私がザっとロジックを検証(確認)していった範囲では、
「勝っている時、負けている時、ほとんど半々くらいでは?」
という印象でした。
そこに「裁量」となるエントリーの見送り判断で、もう勝率を高められれば、確かに損益は「プラス」にできるのだと思いますが、それはあくまでも「裁量ありき」の結果ですから、
『大元のロジックそのものには、さほど優位性は感じられなかった』
という事です。
販売者、加藤宗久さんが「モンスタースキャルFX」では稼いでいない可能性。
よって、この「モンスタースキャルFX」のトレードノウハウは、言っても1日3回のエントリーチェック(東京時間、ロンドン時間、NY時間)で、一日に1回か2回、トレードができるかできないか、です。そのエントリー頻度で、かなり精度の高い裁量判断が出来なければ、さほど優位なトレードが出来ないロジックという点を踏まえると、この「モンスタースキャルFX」の販売者である、加藤宗久さんが本当にこのノウハウで稼いでいるかは、かなり微妙なところだと思います。
現に販売ページの方で公開されている「トレード実績」の画像は、以下のように多くの情報にモザイクがかけられているため、これでは「実績画像の捏造」を疑わざるを得ません。
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1つ目の「月収100万円」を謳っている画像の方は、取引日時や取引レート、通貨ペアに至るまで全てモザイク加工済みで、もはや、これが1カ月の実績なのかどうかも全く分かりません。
また2つ目の
「小ロットでも問題なし」
という画像の方も、全ての損益(利益)にモザイクがかかっているため、いずれも「捏造」を疑わざるを得ないような実績画像となっています。
あえて上記のような、
・エントリー&クローズ時間(取引時刻)
・エントリー&クローズレート(取引レート)
・通貨ペア
・実現損益の明細
これらの情報にモザイクをかける理由、必要性があるとすれば『捏造した取引履歴の整合性を取り易くするため』としか考えられません、、、
そもそも、この「モンスタースキャルFX」のトレードノウハウは、
・東京市場のオープン時間(9:00)
・ロンドン市場のオープン時間(夏16:00、冬17:00)
・ニューヨーク市場のオープン時間(夏21:00、冬22:00)
このいずれかの時刻で1分足のローソク足を見た直後にトレードを開始するノウハウとなっていますので、何故、あえて「エントリー時刻を伏せる必要があるのか」という話になってしまいます。
となると、そこにあえてモザイクをかける必要性があるとすれば、この「モンスタースキャルFX」のノウハウとは無関係な時刻でエントリーしているなどの可能性も考えられます。
どちらにしても、販売ページに掲載されているトレード実績は、実質的な信憑性が「ゼロ」に等しい怪しい画像になっているため、販売者の加藤宗久さんは、この「モンスタースキャルFX」のノウハウでは
「実際には稼いでいない可能性がある」
という事です。
実際のトレードノウハウを踏まえた限りでも、そこまで高い勝率を実現できるようなノウハウではないため、少なくとも、販売ページに掲載されているような、
・1つの通貨ペアで1日平均2回のエントリーチャンス
・リスクリワード1:1で平均勝率80%以上
このような数字を鵜呑みにして購入する事はお勧めしません。
ローソク足1本を見るだけ。という「謳い文句」や、そのような手法は、確かに初心者層のFXトレーダーにはウケそうですから『情報商材として売り出すには打ってつけのノウハウ』だったのかもしれませんね。
私としては「そのレベルのノウハウにしか思えなかった」というのが、この「モンスタースキャルFX」のノウハウや検証結果に対しての率直な感想です。
以上、モンスタースキャルFXの批評でした。
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ちなみに私の投資、トレード系情報商材の批評の基準は、やはり「再現性」と「有効性」に尽きますが、やはり、その「ルール」や「基準」の明確性こそが、再現性、有効性をそのまま左右すると考えています。
結局、そのルールや基準が不透明なものや裁量次第となるものは、人によって、その判断や結果が変わってしまうものです。
故に、その有効性をいかようにもごまかせる要因に他ならないというのが私の考えです。
もちろん、投資やトレードの原則や鉄則、その考え方を学べるものという視点であれば、また別の見方も出来るかもしれません。
ですが、それを「お金を出すだけの価値があるか」で批評するのでれば、やはり極めて明確な基準やルールに従い、それによって結果を出せるものこそが
「大金を投じて手にする価値のあるもの」
だと思うわけです。
よって、私がこのブログなどを介して推奨するものは、
・トレードの原則や鉄則などを学べるもの
・明確化された基準と共に確固たる再現性と有効性があるもの
これらに二分される形となるため、それぞれの視点において推奨するものは以下のような形でそれぞれを分けてご紹介しています。
>トレードの原則や鉄則などを学べる書籍、無料講座の一覧
>お金を出すだけの価値があるノウハウを学べる教材、講座の一覧
もし興味があれば、他のブログ講座と併せて目を通してみてください。
あなたにとって「必要な情報」を存分に学んで帰ってください。
以下に、このブログの「目次」にあたるコンテンツ一覧のページをご用意していますので、こちらから「あなたにとって必要な情報(価値がありそうな情報)」を是非、存分に収集して頂ければと思います。>投資家K.U.I(近藤勇一)Official BLOGコンテンツ一覧ページ