為替相場を対象とするFX(証拠金取引)や、ビットコインの現物取引、FXなどにおいては、取引ごとに「手数料」または「スプレッド」といったコストが伴います。

取引所(取引会社)によっては「取引手数料0円(無料)」といったところや、実質的に「スプレッド」が無いようなところもありますが、

・取引手数料は無料となっていたが実はスプレッドによる取引コストが高かった
・スプレッドは無いに等しかったが取引手数料が高かった


という事も現実にありえます。

よって、各取引所(取引会社)における実際の「取引コスト」は、

・取引手数料
・スプレッド


この2つをしっかりと確認して判断する必要があるわけですが、手数料とスプレッドの違いがよく分からないという人や、これらを「同じ」と考えている人も少なくないため、ここでは、上記の違いをそれぞれ解説していきます。

FXや仮想通貨の取引における「スプレッド」と「手数料」の違い。

単刀直入に、それぞれの「意味」と「違い」を示すと、

・取引手数料:取引(売買)ごとに決められた条件で徴収される取引上の手数料
・スプレッド:取引(売買)時点における「売値」と「買値」のレート差


といったところで「手数料」は文字通り「手数料」という説明で、そのまま通じるものだと思います。

これに対して「スプレッド」というのは「手数料」とは異なるもので、

・取引(売買)を行う時点の買値
・取引(売買)を行う時点の売値


これらのレートの「差」がスプレッドに該当します。

例えば、以下はビットコインの取引所で提示されていた「買値(購入価格)」と「売値(売却価格)」になりますが。



この時、この取引所でビットコインを「買う」場合には『440,272円』だったわけですが、ビットコインを「売る」場合には『418,048円』だったため、

購入価格:440,272円 - 売却価格:418,048円 = 22,224円

この差額である『22,224円』が「スプレッド」に該当します。

つまり、この時にビットコインの「現物取引」で利益を得ようと思った場合や、ビットコインのFXで「買い」のポジションを建てようと思った場合には「購入価格」の『440,272円』で、ビットコインの現物を買うか「買い」のポジションを建てる事になります。

ですが、その時点のビットコインの「売却価格」は『418,048円』となっているわけですから、少なくとも『22,224円』の値上がりが無い限りは利益を得る事が出来ません。

この時であれば『22,224円』の値上がりがあって初めて「イーブン」となり、そこから、それ以上の値上がりがあって、ようやく「利益」を得られるわけです。

***

これはFXで「売り」のポジションを建てる場合も考えて方は同じであり、先ほどの状況で「売り」のポジションを建てる場合は「売却価格」の『418,048円』で「売り」のポジションを建てる事になります。

その後、その「売り」のポジションを決済する場合には「購入価格」の方で「買い」による決済を行う必要があります。

よって「売り」のポジションを建てた時点から『440,272円』の購入価格が、最低でも『22,224円』の「スプレッド分の値下がり」が生じなければ、利益を得る事はできないわけです。

手数料無料の取引会社は「スプレッド」で儲けている。

先ほどはビットコインの取引所を例に挙げましたが、為替相場を対象としたFXの取引においても、大抵の取引会社では、以下のように一定のスプレッドが「買値」と「売値」の間に生じています。

↓↓↓



つまり、このような「買値」と「売値」の差(スプレッド)がFXの取引会社の実質的な「儲け」のカラクリであり、このような「スプレッド」で儲けを得られているからこそ、為替のFX会社は手数料を「無料」としているところが多いわけです。

そしてこれはビットコインなどの仮想通貨の取引所も同じで、ビットコインの場合は「現物取引」と「FX(証拠金取引)」で、それぞれに手数料やスプレッドの条件が定められています。

それこそ、手数料が無料でも、スプレッドとして生じる売値と買値の差額が大きければ、その分だけ、取引は「不利」になるため、

・手数料の条件
・スプレッドの大きさ


この2つは必ず併せて確認するべきであり、双方の条件が良いところほど、取引上のコストは安くなります。

その点で言うと、為替のFX会社は、海外の取引会社ほど「レバレッジ倍率の規制が無い」などのメリットはあるものの、スプレッドの幅(差)は大きい傾向にあり、国内の取引所ほどスプレッドは小さい傾向にあります。

ただ、為替のFX会社は、それなりに成熟しているマーケットでもあるため、すでにそれなりの「競争」を経た上で、ある程度は、スプレッドの幅(差)も近いものになっているのが実情です。

例えば取引量の多いクロス円通貨のスプレッドの目安は、

・ドル円 :0.1-0.2銭(0.001円-0.002円)※1万通貨トレードで10-20円
・ユーロ円:0.3-0.5銭(0.003円-0.005円)※1万通貨トレードで30-50円
・ポンド円:0.8-1.0銭(0.008円-0.010円)※1万通貨トレードで80-100円


このくらいが水準となっていますので、約100万円分(1万通貨分)のトレードによるスプレッドがおおよそ、上記のような10円から100円ほどの金額となります。

これは一見、大した金額ではないように感じますが、取引量が1000万円分(10万通貨分))、5000万円分(50万通貨分)となっていけば、スプレッドによるコストも、

・1000万円分(10万通貨分):100~1000円
・5000万円分(50万通貨分):500~5000円

これくらいの金額が一回の売買ごとの「コスト」になっていくわけです。

ビットコインFXなら「スプレッド」も「手数料」も回避できる?

為替相場を対象とするFXに対してビットコインのFXなどを含めた「仮想通貨」の取引所は、まだマーケットが成熟していないせいか、各取引所ごとに、手数料の条件もスプレッドの幅も全く異なります。

驚くほど好条件な取引所もあれば、驚くほど条件が悪い取引所もあり、双方を知っている側からすると、

「何でこんな取引所を使っている人がいるんだろう」

と思ってしまうほど、各取引所の手数料の条件やスプレッドの幅には、顕著な差があるという事です。

そのため、仮想通貨の取引所を選ぶ際には、とくに「手数料」と「スプレッド」の条件に注意を払う必要があるのですが、現時点でビットコインのFXにおいては、

・スプレッドがほぼ無いに等しい
・取引上の手数料も実質的に無料にできる


という、かなり好条件な取引所が国内、海外、共にそれぞれ存在するため、実質的に、そのような取引所以外の取引所でトレード(FX)を行うメリットは、ほぼ無いに等しい状況となっています。

そのような条件を満たしている国内で運営されている取引所ですと、以下のビットフライヤー。

↓↓↓



海外で運営されている取引所ですと、以下のバイビット。

↓↓↓



これらの取引所は、いずれも私が実際に使っている取引所であり、

・スプレッドがほぼ無いに等しい
・取引上の手数料も実質的に無料にできる


この2つの条件を満たした形でビットコインのFXを行える、かなり好条件な取引所に該当します。

その上で、国内運営の取引所と海外運営の取引所のメリットとデメリット。

また、それぞれの取引所の具体的な「手数料」や「スプレッド」の条件などは、以下の記事で詳しく解説していますので、こちらも併せてお読み頂ければと思います。

FX会社、仮想通貨の取引所は国内と海外のどっちが得なのか。



以上、ここでは「取引手数料」と「スプレッド」の違いについて、解説させて頂きました。

是非、参考にしてください。

あなたにとって「必要な情報」を存分に学んで帰ってください。

以下に、このブログの「目次」にあたるコンテンツ一覧のページをご用意していますので、こちらから「あなたにとって必要な情報(価値がありそうな情報)」を是非、存分に収集して頂ければと思います。

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