投資とは。相場とは。そして、その「本質」とは。

 
投資家K.U.Iこと近藤勇一です。


今日はちょっと「投資」「トレード」というものの原点を見つめ直す講義として、


『投資そして相場とは』


というテーマを前提に「その本質とは何なのか」というお話をしていきたいと思います。

投資とは。相場とは。その本質とは。

世界一の投資家ウォーレン・バフェット氏の師としても知られるバリュー投資(長期投資)の第一人者、ベンジャミン・グレアム氏は、株式投資における「株」というものについてこう述べています。


『株とは株価に依存しない「潜在的価値」を有する、実際の企業における「所有者権益」である。』


『相場とは持続不可能な楽観主義(株価を高騰させる要因)と根拠のない悲観主義(株価を暴落させる要因)との間を永遠に行ったり来たりする振り子である。』



ベンジャミン・グレアムは、これらの「前提」に立った上で、


・タイミングを図って「悲観主義者」から株を買い
・タイミングを見て「楽観主義者」に売っていく



これこそ事が「賢明な投資家の在り方に他ならない」という事を自らの著書の中で述べていました。


つまり「投資家」は、その企業の「株価」を現実的に見据えられる、完全な「実現主義者」でなければならないという事です。


ただ、そんな投資の第一人者であるベンジャミン・グレアム、及び世界一の投資家と呼ばれるウォーレン・バフェットは、こうも述べています。


『どんなに慎重になっても投資家には、誰ひとりとして「過ちを犯す」というリスクは避けられない。』


つまり、誰もがその「悲観主義者」になる可能性もあれば「楽観主義者」になってしまう可能性もあるという事です。


ウォーレン・バフェットやベンジャミン・グレアムといった世界的な投資家でも


「過ちは避けられない」


と、どんな投資家よりも濃い経験を積んだ上でそう言っているのですから、駆け出しの投資家が「負ける事」があるのは当然の事だと思います。


むしろ「常勝」を語り「必勝法」を謳っているエセ投資家達がいかに「ありえない事」を口にしているかは、ウォーレン・バフェット氏やベンジャミン・グレアム氏の言葉からも、明らかです。


要するに、どんなに経験と知識を積んでも、投資に「リスク」はつきものであり、そして誰もが「過ち」を犯すものだという事です。


ウォーレン・バフェット氏が語る投資の鉄則。

ただ、投資の世界ではその過ちを最小限にとどめる事が出来ます。


それが、いわゆる「損切り」という観点です。


例えば以下はウォーレン・バフェット氏が語る「投資で成功する為の鉄則」にあたるものです。


鉄則1、損をしない事
鉄則2、「1」の鉄則を忘れない事



これは一見「負けない事」という意味合いにも取れますが彼は投資に「リスク」、投資家に「過ち」は付き物である事を、その「大前提」としている事を考慮すれば、


「いかに損切りが重要か。」


という事を強調していると捉えていいと思います。


投資での「失敗」は付き物なわけですから、その失敗を来した時にどう、その損失を最小限に抑えられるか。


失敗した時の判断を早急に下し、その損失を最小限に留められる「損切り」の的確な判断力を養っていく事こそが、投資における「成功」を左右すると言っても過言ではないわけです。


何故なら、投資には「勝ち」にも「負け」にも『奥行』があるからです。


故に「負けの奥行」を最小限に留め続ける事を徹底出来ていれば、必然的に「勝つ時の奥行」のみが大きくなっていきます。


結果、その「勝率」が低い数値に留まってしまう事になっても、投資家として市場から大きなリターンを得る事は可能になるわけです。


実際にそれを徹底して実践してきたのが世界一の投資家ウォーレン・バフェットなんですね。


ただ、この投資における失敗(リスク)そのものを小さくする上で、ウォーレン・バフェットの師であるベンジャミン・グレアムは、


「株式における安全域」


というものを主張しています。


その時点の「株価」で、特定の株を買う事に


・どれくらいの安全性があるか
・どれくらいのリスクがあるか



などを分析し、その安全域が広い投資対象(銘柄)のみを選んでいくというのがベンジャミン・グレアム流の株式投資に他なりません。


※この「安全域」というものの考え方、図り方については、私のメルマガ講座の方で詳しく解説しています。


この「安全域」は、短期のFXトレードや株のデイトレードなどではあまり意味の無いものですが、株の中長期投資、バリュー投資には、必要不可欠な要素(視点)と言っていいと思います。


実際にこの「安全域」を的確に見極められるようになると、それこそ投資における精神的ストレスや不安、恐怖などを限りなく軽減できる事になるからです。


現に私は、この考え方を取り入れるようにしてから、より強くそういった感覚を覚えるようになりました。


ストレスや恐怖、不安を抱えて資産を運用していくのと、ほぼストレスフリーで悠々自適に資産を運用していくのとでは、同じ投資リターンを得ていくにしても、全くもってワケが違ってきます。


いかにストレスや恐怖、不安を感じずに資産を運用して大きなリターンを得るか。


投資において、これは非常に重要なポイントだと思います。


相場に渦巻く「負の心理」と「値動き」の関係。

また、短期的な「トレード(投機)」を前提とする「テクニカル分析」と呼ばれるものが一定の有効性を持つのは、相場に対して常に、


・ストレス
・不安
・恐怖



といった「負の心理」が働いているからに他なりません。


そのようなストレス、不安、恐怖こそが相場における売り買いに反映されているわけです。


例えば、


『建て玉(ポジション)を持ちこさず、その日のうちに手仕舞い(決済)したい。』


といった心理に基づく売買なども「ストレス」を持ちこさない為の心理であり、不安や恐怖が実際の「売買」に現れる1つの形に他ならないと思います。


そんな中で、そのような「負の心理」を限りなく軽減させ、ほぼ確信的なものを持って長期的に投資を行っていくためにも、ベンジャミン・グレアムが提唱しているような「安全域」にあたるものを見極めていく事は、やはり重要なわけです。


もちろん、それが唯一の「答え(術)」というわけではありませんが、やはり勝ち続けている投資家は、自分なりの確固たる「基準」や「ルール」を築き、それに従う事(従い続ける事)で利益を上げています。


自らがしっかりと「拠り所」にできる基準やルールを作る事で、地に足を付けた「投資」を自信を持って行っているという事です。


尚、ここで挙げた株式投資における「安全域」についてはベンジャミン・グレアムの著書で普通に明かされているものなので、興味があれば、こちらの書評を参考にしてみてください。


書評『賢明なる投資家』/ベンジャミン・グレアム


ただ、グレアム氏の書籍は正直、安くはないので、このブログの他の講座や、私のメルマガ講座であれば、そのポイントなども無料で学べます(笑)


是非、他の記事なども併せて参考にしてください。


あなたにとって「必要な情報」を存分に学んで帰ってください。

以下に、このブログの「目次」にあたるコンテンツ一覧のページをご用意していますので、こちらから「あなたにとって必要な情報(価値がありそうな情報)」を是非、存分に収集して頂ければと思います。

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2013年4月
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2013年12月
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