FX会社、仮想通貨の取引所は国内と海外のどっちが得なのか。

 
為替相場や仮想通貨の相場を対象とするFX(証拠金取引)を行う場合は、FXの取引を行える取引会社、取引所に取引用の「口座」を開設する必要があります。

その取引口座に資金(証拠金)を預けた上で、その取引会社、取引所を介してFX(証拠金取引)を行っていくわけですが、FXの取引会社や仮想通貨の取引所は、

・日本国内で運営されている取引会社、取引所
・国外(海外)で運営されている取引会社、取引所


この2つに分類できると共に、それぞれにメリット、デメリットが存在します。

その上で、この記事では、為替FXの取引会社、仮想通貨の取引所、双方の「国内」と「海外」のどちらの取引口座にどのようなメリット、デメリットがあるのかを解説していきます。

FXの取引会社、仮想通貨の取引所は国内と海外のどっちが得なのか

為替、仮想通貨、どちらのFXにも共通して言える大きな違いは「レバレッジの最大倍率」です。

為替の相場を対象とするFXのレバレッジ倍率は、金融庁からの規制の関係で、日本国内の取引会社の場合は最大でも「25倍」が上限となっていますが、海外のFX会社は、とくにそのような「規制」の対象にはなっていません。

よって、海外のFX会社では、レバレッジを最大で「何百倍」と使えるような取引会社もあるため、海外の取引会社であれば、少額の資金で国内のFX会社を利用する場合よりも、更に大きな金額で取引を行う事ができます。

つまり、

・為替FXの国内取引会社の最大レバレッジ倍率は25倍
・海外のFX会社であれば数百倍のレバレッジも利用可能


という事です。

また、仮想通貨のFXも同様で、仮想通貨、ビットコインのFXにおける最大レバレッジは、こちらも金融庁の規制の関係で、2021年からは「2倍」が上限(それまでは4倍でした)となりました。

こちらも海外の取引所であれば、規制の対象にはなっていないため、同じく100倍などのレバレッジを使える取引所が数多く存在します。

よって、仮想通貨(ビットコイン)のFXにおいては、

・仮想通貨のFXにおける国内取引所の最大レバレッジ倍率は2倍が上限
・海外のFX会社であれば100倍のレバレッジも利用可能


となっています。

故に、FXのトレードにあえて「海外」の取引会社や取引所を利用している人の大半は、この「最大レバレッジ倍率の大きさ」を利点として、海外の口座を利用している傾向にあるわけです。

ただ、為替のFXに関しては、国内のFX会社を利用すれば「税金(税率)」が優遇されるものの、海外のFX会社を利用する場合には、その優遇が受けられません。

副業としてやっている場合は一般的な「雑所得」の扱いとなり、事業としてやっている場合には「事業収入」の扱いとなるため、最大で40%ほどの通常通りの税率が対象となります。

これが国内の取引口座を利用していれば、為替のFXによる収入は、どんなに大きな利益を稼ぎ出したとしても「約20%の税率」に優遇される形になっています。

つまり、為替のFXに関しては、国内のFX会社を利用する事で税金が「約半分」になるわけです。

***

ちなみに仮想通貨の売買やFXによる収入に対しての税金については、現時点では、株やFXのような優遇はありません。

つまり、仮想通貨の取引所については、国内でも海外でも、課税される税率(税金)は「同じ」という事です。

海外FX会社のメリットは最大レバレッジ倍率。為替FXのデメリットは税率。

よって、為替のFXで、海外のFX会社を利用する場合には「高いレバレッジ倍率を利用する事で税金を2倍取られる以上のリターンを実現できる」というのが最低限の利用基準と言えます。

為替のFXで25倍のレバレッジ利用の範囲で勝てている(稼げている)のであれば、海外のFX会社を利用するのは、むしろ税金の面で「損になる」という事です。

あとは

・手数料、スプレッドなどの取引コストの違い
・取引画面や対応ソフトウェア(MT4,MT5など)の違い


などがありますが、これらは「国内」と「海外」による違いというよりは「個々の取引会社、取引所ごとの違い」に該当します。

よって、より手数料やスプレッドなどのコスト面で、より有利な取引条件の取引口座、より有利な取引環境を実現できる取引口座が、国内の口座なのか、海外の口座なのか、で優劣が変わってくるという事です。

その上での傾向として、為替FXに関して言えば、基本的に手数料の方は「無料」となっているため「スプレッドの大小」が実質的な取引コストを左右します。

実際のスプレッドは通貨ペアによって異なる傾向にあるものの、全体的な傾向としては海外の取引会社よりも国内の取引会社の方がスプレッドの幅は狭い傾向にあります。

為替FXの取引コスト(スプレッド幅)は国内のFX会社の方が有利な傾向にあるという事です。

また、為替のFXにおいては、取引環境や対応しているソフトウェアなども、国内、海外のFX会社でそこまで大きな差はない傾向にあるため、

・為替のFXは国内のFX会社であれば税金(税率)が優遇される
・為替相場のスプレッドの幅は国内のFX会社の方が狭い傾向にある
・取引環境、対応ソフトウェアは国内、海外、いずれのFX会社も大差はない


といった点から、為替のFXであえて海外のFX会社を利用するメリットは、ほぼ「レバレッジ倍率の大きさ」のみなのが実情かと思います。

対して、ビットコインの相場を対象としたFXなどを行える仮想通貨の取引所においては、

・取引手数料が主体(スプレッド無し)となっている取引所
・スプレッドが主体(手数料無料)となっている取引所


これらが混在している状況にあり、とくに国内、海外で「どちらの方が有利」という傾向も無いに等しいため、各取引所ごとに「取引コスト」の大小には、かなり大きな違いがあります。

また、取引環境、対応ソフトウェアなども取引所ごとに異なる傾向にありますが、こちらはどちらかと言うと、海外の取引所の方がMT4、MT5などのソフトウェアを利用できる取引所が多いかもしれません。

***

ここで言及した「取引手数料」と「スプレッド」については以下の記事でそれぞれの違いを詳しく解説していますので、こちらの記事も併せて参考にしてください。

株,為替FX,仮想通貨のスプレッドと取引手数料の違いを比較。



その上で、ビットコインのFXにおいては、

・スプレッドがほぼ無いに等しい
・取引上の手数料も実質的に無料にできる


という「取引コスト」においては、かなり好条件な取引所が、国内で運営されている取引所では、以下のビットフライヤー。

↓↓↓



海外で運営されている取引所ですと、以下のバイビット。

↓↓↓



これらの取引所は、いずれも私が実際に使っている取引所であり、

・スプレッドがほぼ無いに等しい
・取引上の手数料も実質的に無料にできる


この2つの条件を満たした形でビットコインのFXを行える、かなり好条件な取引所に該当します。


ただ、これらの取引所において実質的に「手数料」を実際に「回避」するための利用方法などは、それぞれ異なるため、

・国内運営の取引所「bitFlyer」で手数料(取引コスト)を回避する利用方法
・海外運営の取引所「bybit」で手数料(取引コスト)を回避する利用方法


などについては、以下の記事で詳しく解説していますので、こちらも併せてお読み頂ければと思います。

仮想通貨,ビットコインFXで手数料,スプレッドを回避する方法



以上、ここでは為替FXの取引会社、仮想通貨の取引所などにおける「国内」と「海外」の各取引口座のメリット、デメリットについて解説させて頂きました。

是非、参考にしてください。

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以下に、このブログの「目次」にあたるコンテンツ一覧のページをご用意していますので、こちらから「あなたにとって必要な情報(価値がありそうな情報)」を是非、存分に収集して頂ければと思います。

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資産運用実績

2012年2月
資金2000万円で資産運用開始
2012年9月
保有資産3000万円を突破
2013年1月
保有資産4000万円を突破
目標年間利回り+100%を達成
2013年4月
保有資産5000万円を突破
2013年12月
保有資産6000万円を突破
年間利回り+50%と達成
2014年5月
保有資産7000万円を突破
2014年11月
保有資産8000万円を突破
単月収支+500万円を達成
2015年2月
保有資産9000万円を突破
2015年5月
保有資産1憶円を突破
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