自動売買EA孤独のエフエックス(FX)で検証通りに勝てない理由

 
投資家K.U.Iこと近藤勇一です。

こちらのFXの自動売買EAについて、その検証パフォーマンス(バックテスト結果)などについて言及していきたいと思います。

自動売買EA孤独のエフエックス(FX)

販売URL:http://indicator.mond.jp/infotop/knf/knf.html

・販売業者:田中武志
・所在地 :鳥取県鳥取市湖山町北6-436
・連絡先 :090-4653-2259


***

今回の記事は、ここで取り上げる「自動売買EA孤独のエフエックス(FX)」についてというよりは、この手の「自動売買EA全般」について言える事として、

「自動売買EAのバックテスト結果は実質的に何のアテにもならない」

というのが実情で、この「自動売買EA孤独のエフエックス(FX)」の販売ページは、その「アテにならないバックテストの結果」のみが大量に掲載されているものになっています。

そもそも、この「自動売買EA孤独のエフエックス(FX)」の販売ページの冒頭には、

・バックテストのパフォーマンスが良くてもリアルでは役に立たない自動売買EA
・バックテストと実トレードの乖離が激しい自動売買EA


このような自動売買EAを否定するような一文が見受けられるのですが、何故か、そこに掲載されているのは、やはり「バックテストの結果」のみで。

・リアルトレードの結果やパフォーマンス
・バックテストの結果とフォワードテストの結果の比較(乖離の有無)


このようなものを示すトレード実績やデータは何1つ公開されていません。

こういうものが、まさに、

・バックテストのパフォーマンスが良くてもリアルでは役に立たない自動売買EA
・バックテストと実トレードの乖離が激しい自動売買EA


に該当する可能性が高いわけで、このような自動売買EAを「否定」するなら、この「自動売買EA孤独のエフエックス(FX)」が『そうではない』という事を裏付けるものを示すべきだと思います。

要するに、実際の相場を対象に売買を行った「フォワードテストの結果」や「リアルトレードのパフォーマンス」をそのまま示してくれればいいだけの話なわけです。

ですが、この「自動売買EA孤独のエフエックス(FX)」の販売ページには、

・1ポジションのバックテスト
・無限ナンピンのバックテスト
・複利( 1ポジション )のバックテスト
・複利( 複数ポジション )のバックテスト


と「バックテストの結果」は、あらゆるパターンのものが示されているものの、いずれも「過去の相場」を対象に行ったテスト結果でしかないものになっています。

ここまであらゆるバックテストとその結果を示す手間と労力をかけるなら、実際に自動売買を行ったリアルな結果を示す事など、さほど大した手間ではないはずです。

それこそ「自動売買EA」なのですから。

自動売買EAのバックテスト結果がアテにならない理由。

そもそも、この手の自動売買ツール(EA)にあたるものを1から「開発(作成)」していく場合、当然、そこには「自動売買のロジック」をプログラムしていく必要があります。

では、そのような「自動売買のロジック」をどのように作り出すかと言えば、大抵の場合は「過去の値動き」に対して一定の勝率とパフォーマンスを実現できるものを「後付け」で作るわけです。

要するに、過去の相場(値動き)に対する「バックテスト」を繰り返しながら、

「このような条件で売買をしていれば(過去の相場では)勝てていた」

というロジックを作り上げていくという事です。

ただの「後付け」で『勝てるロジック(勝てていたロジック)』を作っていくと言えば、それまでなのですが、そもそもテクニカル分析が「過去の値動きを分析する行為」である以上、これ自体は「普通の事」と言えば普通の事です。

ですから、そのような作り方が駄目というわけでも、そのように作り出した自動売買EAが駄目というわけでもなく、それで実際にリアルな相場に対して有効なものになるなら、それはそれで何の問題もありません。

ただ「過去の値動き」に対する「後付け」で有効なロジックを作り上げる以上、この手の自動売買EAのバックテストの結果が『良好』なのは、言わば「当然」なわけです。

重要なのは、それが「実際の相場に通用するのか」というところにあるのですから、そこから実際の相場を対象とする「フォワードテスト」や「リアルトレート」で『実際のトレード結果』を検証していく段階に入ります。

要するに、FXの自動売買EAの開発は、

1:過去の値動きに対する「後付け」で「勝てていたであろうロジック」を作る
  ⇒ バックテストを重ねて過去の相場に対して有効なロジックを作る

2:実際の値動きに対しても通用するのか、有効なのかを検証する
  ⇒ フォワードテスト、リアルトレードを重ねて検証していく

このようなステップを踏んで作り出すものであり、本当に重要なのは「2つ目のステップ」をクリアする事にあります。

そして、それが非常に「難しい」わけです。

対して、1つ目の「過去の値動きに対する後付けで勝てているロジックを作り出す」というステップは、それこそただの「後付け」なのですから、このステップをクリアする事は実際のところ、さほど難しい事ではありません。

それこそ強引なロジックをねじ込んで、ただ過去の値動きに帳尻を合わせていけば、過去の相場に対して「勝てていた」と言い張れるロジックは、いくらでも簡単に作り出せるわけです。

ですが、そのような「強引な作り方」をしたロジックが実際の相場で通用するはずがありません。

それは「ただ過去の値動きを強引になぞっただけのロジック」でしかないからです。

***

ここで言及した「過去の値動きに帳尻を合わせただけのロジックでは勝てない理由」については、以下の記事で詳しく言及していますので、併せて参考にしてください。

バックテストで勝てているトレードノウハウやFXツールで勝てない理由


自動売買EAの「バックテスト結果が良好」なのは当たり前。

ただ、この手の「情報商材」として販売されているFXの「自動売買EA」にあたるものは、まず、バックテストの結果ばかりが公開されている傾向にあり、

・リアルトレードの結果やパフォーマンス
・バックテストの結果とフォワードテストの結果の比較(乖離の有無)


これらを併せて示しているような自動売買EAは「皆無」なのが実情です。

要するに「実際の相場に対する有効性の裏付け」は何1つ示さずに、それに先立つ段階の「過去の値動きに対する有効性」のみを示しているという事です。

ただ、実際の相場に対する「有効性」を確認できている自動売買EAであれば、あえて過去の相場に対するバックテストの結果のみを示すような事はまずしないはずです。

つまり、この手の自動売買EAの販売ページなどで「バックテストの結果しか開示されていない」という時点で、その「自動売買EA」は、

・フォワードテストをやっていない(実際の相場で通用するかわからない)
・フォワードテストの結果を開示できない(実際の相場では通用しない)


このどちらかである可能性が非常に高いという事です。

よって、この『自動売買EA孤独のエフエックス(FX)』も、

・販売ページには実質的に無意味なバックテストの結果しか示されていない
・実際の相場(値動き)に対する運用実績が全く示されていない


という時点で、自動売買EAとしてはアテにできるものではなく、また、販売開始から、それなりの期間が経過しているものの、未だに実際の相場を対象とした運用実績なども公開されていない状況です。

それを全く公開していないという事は、

・実際の相場ではほぼ通用していない
・公開できるような実績が伴っていない


と考えるのが妥当かと思います。

これは、今回、取り上げた『自動売買EA孤独のエフエックス(FX)』に限る話ではないため、この手のFXの自動売買EAを検討する際は、

・リアルトレードの結果やパフォーマンス
・バックテストの結果とフォワードテストの結果の比較(乖離の有無)


このような情報が公開されているかどうか、また、公開されていれば、それがどういう結果になっているのかを決め手にするようにしてください。

以上、自動売買EA孤独のエフエックス(FX)のバックテスト結果の信憑性についてでした。

あなたにとって「必要な情報」を存分に学んで帰ってください。

以下に、このブログの「目次」にあたるコンテンツ一覧のページをご用意していますので、こちらから「あなたにとって必要な情報(価値がありそうな情報)」を是非、存分に収集して頂ければと思います。

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資産運用実績

2012年2月
資金2000万円で資産運用開始
2012年9月
保有資産3000万円を突破
2013年1月
保有資産4000万円を突破
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2013年4月
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2013年12月
保有資産6000万円を突破
年間利回り+50%と達成
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2014年11月
保有資産8000万円を突破
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2015年5月
保有資産1憶円を突破
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