定期預金FX インフォプロモーション加藤泰典氏の実績に疑惑

 
投資家K.U.Iこと近藤勇一です。

こちらのFXの情報商材について、

「かなり大きな問題点となりえる疑惑」

が生じていますので、そちらを取り上げらると共に、その真偽を言及していきたいと思います。

↓↓↓

ひとりで稼ぐ定期預金FX(TEIKIYOKIN FX)

販売URL:http://www.teikiyokinfx.com/lp/

・販売業者:株式会社インフォプロモーション高橋和也
・講師  :加藤泰典
・所在地 :東京都港区南青山2丁目2番15号 ウィン青山942
・連絡先 :090-6398-1463


***

この「定期預金FX(TEIKIYOKIN FX)」は、

「運用資金を1カ月間で9倍にできる」

という、かなりの大風呂敷を広げたFXの情報商材ですが、販売ページの冒頭には、それを実現した「実績」として以下のような画像が公開されています。



1万円の証拠金を元手に2020年の9月1日頃から、約1月間のトレード期間で、その資金を10倍以上に増やした実績として、上記のような「10件ほどのトレード履歴のみ」が公開されています。

ただ、FXのトレードノウハウにおける「実績」として、わずか1カ月という期間内での10件ほどのトレード履歴というのは、ノウハウの有効性を裏付けるものとしては、あまり信憑性のある実績とは言えません。

まして1万円ほどの資金となると、仮にその全額を失ってしまうとしても、そこまでのリスク(損失)ではありません。

それこそFXならレバレッジ倍率を10倍、100倍と高める形で何度かトレードを行い、元手の1万円が無くなったら、また次の1万円を用意して同じ事を繰り返していけば

「FX(トレード)で1万円を10万円に増やした実績を作り出す事」

は実際のところ、何ら難しい事ではないわけです。

それこそ、その「一度のみの実績」を、このようなFXの情報商材の販売ページに公開する事を前提としているなら、そのような実績を作るための、何度かの1万円の損失など、安いものだと思います。

ですから、この「定期預金FX(TEIKIYOKIN FX)」の販売ページに公開されているトレード実績は、それが実際にトレードを行った上での実績であったとしてもノウハウの有効性を裏付けるものにはなりえません。

ただ、この「定期預金FX(TEIKIYOKIN FX)」の『疑惑』はその部分ではなく、

『1万円の資金を用いたトレード実績さえ捏造している可能性が浮上している』

という点にあります。

そもそも、この手のFXの情報商材に、トレードの実績や履歴が公開されているケースはよくあるのですが、先ほどの「定期預金FX(TEIKIYOKIN FX)」の画像のように、

「取引レートにモザイクがかかっている」

という時点で、そのトレード履歴は「怪しい」と言わざるを得ません。

本来、トレードの実績を公開する上で「取引レート」を伏せる理由や必要性は何も無いはずであり、そこにモザイクをかけるのは『それが捏造したものだから』という理由以外に考えられないからです。

ただ、この「定期預金FX(TEIKIYOKIN FX)」の画像には、右側の一覧に「取引開始の開始時刻」にあたる日時が掲載されているため、

・どの時点でトレードを開始したのか(エントリーしたのか)
・どの通貨で取引を行ったのか


といったところは、この取引画像と、その取引の対象となった通貨のチャートを確認すれば、分かる形になっています。



そして、そのポジションを解消して「トレードを終了させた日時」については、この画像でそれを厳密に判断する事はできませんが、この取引履歴の「並び順」は、

・取引の開始時刻(エントリー時刻)順
・取引通貨順
・損益順


このいずれにも該当しない事は一目で分かります。

そうなると、この履歴の並び順は『取引を終了させた日時順』という事になるため、これで取引終了時刻の「範囲」はある程度、判断できる事になります。

そのような視点で、この取引履歴の内容、詳細がどういう取引レートで行われたものなのかを確認してみたところ、

「かなり無理のあるトレード状況」

が、幾つかの取引履歴の中で浮上してくる結果になったわけです。

限りなく「黒」に近い、トレード履歴の捏造疑惑。

その「無理のあるトレード状況」が発覚した取引履歴に該当するのは以下の3件です。



この3件のトレードは「XAUUSD(ゴールド/米ドル)」の取引で、いずれも収支が「プラス」となっていて、その内の1件は、このトレード履歴の中で、最も大きいリターンを実現しているものになっています。

ただ、この3件のトレードは、右側の一覧にあるそれぞれの開始時刻に対して、そのポジションを解消して取引を終了させたであろう日時は、以下の履歴の並び順から、

「2020.09.29 11:35以降である事」

は、まず間違いない取引履歴となっています。



上記の『緑枠』で囲った「2020.10.02 09:31」の時刻で開始されたトレードの履歴が最上段に表示されているという事は、この並び順は「取引終了時刻の新しい順」という事になります。

その上で、上記の『青枠』で囲った「2020.09.29 11:35」という日時が、該当する3件の取引履歴よりも下に表示されている以上、この3件は「2020.09.29 11:35」の後に取引を終了している事になるわけです。

では実際に、

・2020.09.10 15:28 buy(買い)※2件分
・2020.09.01 01:32 buy(買い)
・2020.09.29 11:35 ~ close


これらの日時における『XAUUSD(ゴールド/米ドル)』のチャートを見てみると・・・



上記は日本時間表記のチャートで、推定エントリー時刻、推定クローズ時刻もそのまま日本時間のポイントに線を引いていますが、この取引履歴が海外の取引所による海外時刻である可能性も踏まえて、前後12時間にも枠を付けておきました。

ただ、いずれにしても、赤線のエントリー時刻、および、その前後12時間の範囲に対して、9月29日11時35分の前後12時間のレートや、それ以降のレートは大幅に「下落」している状況となっています。

要するに9月からの1か月間のトレードで『XAUUSD』を対象に、

・2020.09.10 15:28 buy(買い)※2件分
・2020.09.01 01:32 buy(買い)


この時刻から建てた「買い」のポジションを「2020.09.29 11:35」の日時前後や、それ以降のレートを対象に、

「2020.09.10 15:28 XAUUSD buy(買い)/ + 4499」
「2020.09.10 15:28 XAUUSD buy(買い)/ +37138」
「2020.09.01 01:32 XAUUSD buy(買い)/ + 765」



このような「プラス収支」でトレードを終了させる事は「不可能」ということです。

ちなみに『XAUUSD(ゴールド/米ドル)』のレートは、これ以降においても2020年の9月1日時点のレートには一度も戻っていません。



つまり、1カ月間のトレードという範囲を除外したとしても、やはり、

「2020.09.10 15:28 XAUUSD buy(買い)/ + 4499」
「2020.09.10 15:28 XAUUSD buy(買い)/ +37138」
「2020.09.01 01:32 XAUUSD buy(買い)/ + 765」


これらのトレード履歴による「プラス収支」は、どう考えても「成り立たない」という事です。

販売者、加藤泰典氏はFXの素人?

そもそも『XAUUSD(ゴールド/米ドル)』のトレードは、為替相場を対象とする各通貨ペアのFXとは、値動きの変動範囲なども含めて、勝手が異なる部分が多岐に渡る相場です。

この『XAUUSD(ゴールド/米ドル)』のFX(トレード)と、為替相場を対象とするFX(トレード)をあたかも同列のように扱っているような販売ページは違和感があり過ぎると言わざるを得ません。

強いて、この「定期預金FX(TEIKIYOKIN FX)」のノウハウが『XAUUSD(ゴールド/米ドル)』のFXを主とするものであるなら、むしろ、そこを押し出す販売ページにするはずです。

ですが、この「定期預金FX(TEIKIYOKIN FX)」の販売ページは、そういった感じでもなく、ただ当然のようにトレードの履歴の中に『XAUUSD(ゴールド/米ドル)』は入っているだけで、そこについての言及さえとくにされていません。

それこそ、わずか1万円の資金で『XAUUSD(ゴールド/米ドル)』を対象にポジションを建てるというのは、あまり現実的ではありませんし、画像内にある「buy0.1」などの数量が、

・1ロット10万通貨単位の数量
・1ロット1万通貨単位の数量


このどちらだとしても『XAUUSD(ゴールド/米ドル)』を対象に建てるポジション数量としては、大き過ぎます。

仮に1ロット10万通貨単位に対する「buy 0.1」は1万通貨分という事になりますが、この場合なら、10ドルほどの値動きで1万円の資金(証拠金)はショートしてしまいます。

また、1ロット1万通貨単位に対する「buy 0.1」だとしても、この取引量は1000通貨分という事になりますから、この場合でも100ドルほどの値動きで、やはり1万円の資金(証拠金)はショートしてします。

ただ、この時の『XAUUSD(ゴールド/米ドル)』のレートは、最初に買いポジションを建てている「2020.09.01 01:32」の日時から「2020.09.29 11:35」の日時までの間に100ドル以上、下落しています。



逆に1万通貨分の「買いポジション」で、

「2020.09.10 15:28 XAUUSD buy(買い)/ +37138」

この取引履歴にあるような「37,138円のプラス収支」を出すには、少なくとも35ドルほどの上昇幅が必要になりますし、これが1000通貨分のポジションなら、350ドル分の上昇幅が必要です。

要するに、ありとあらゆる様々な視点において、販売ページに唯一、公開されているトレード実績の履歴は、どう考えても成り立たないトレード履歴になっているという事です。

そういった点も含めて、この「定期預金FX(TEIKIYOKIN FX)」の販売者である加藤泰典という人物自体が、FXの知識をさほど有していないのかもしれません。

現に販売ページ内には「トレードロジック」や「トレードルール」また「テクニカル分析の視点」といった事については、実質的に何1つとして言及されていないため、販売者自身が「素人レベル」だとすれば、

「1カ月で資金を10倍にできる」

といった大風呂敷を平然と広げているところにも、ある意味、納得がいきます。

いずれにしても、ここまでほぼ確定的なトレード実績の捏造疑惑が浮上した情報商材は、内容やロジックを検証する必要も無いと思いますので、この限りなく黒に近い「疑惑」の時点で、私は決してお勧めしません。

FXの経験がそれなりにある方であれば、このレベルの販売ページを見て、この「定期預金FX(TEIKIYOKIN FX)」という情報商材に関心を持つような事は無いと思いますが、一応、注意喚起も兼ねて報告させて頂きました。

この「定期預金FX(TEIKIYOKIN FX)」は『要注意』という事です。

あなたにとって「必要な情報」を存分に学んで帰ってください。

以下に、このブログの「目次」にあたるコンテンツ一覧のページをご用意していますので、こちらから「あなたにとって必要な情報(価値がありそうな情報)」を是非、存分に収集して頂ければと思います。

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資産運用実績

2012年2月
資金2000万円で資産運用開始
2012年9月
保有資産3000万円を突破
2013年1月
保有資産4000万円を突破
目標年間利回り+100%を達成
2013年4月
保有資産5000万円を突破
2013年12月
保有資産6000万円を突破
年間利回り+50%と達成
2014年5月
保有資産7000万円を突破
2014年11月
保有資産8000万円を突破
単月収支+500万円を達成
2015年2月
保有資産9000万円を突破
2015年5月
保有資産1憶円を突破
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